医療法人 原三信病院
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脳神経内科の診療内容

主な診療内容

主な検査

MRI・MRA・VSRAD

脳神経内科では必要に応じてMRI・MRA・VSRADを行います。

  • MRIは、脳梗塞や脳腫瘍
  • MRAは、脳動脈解離や脳動脈瘤
  • VSRADは、アルツハイマー病など認知症の診断に有用

MRI(脳の形態変化をみる)

症例
  • 59歳の男性、左片麻痺あり。
  • 頭部CTでは病巣不明であったが、MRIにて病巣がはっきりと見える。

MRA(脳の血管を評価する)

症例
  • 40歳の男性、頭痛にて来院
  • MRA検査で血管が裂けている所見
  • 右椎骨動脈解離と診断し入院

VSRAD(脳の委縮を同年代の人と比較解析)

目安 海馬傍回の萎縮の程度
0~1 海馬傍回の萎縮はほとんど見られない
1~2 海馬傍回の萎縮がやや見られる
2~3 海馬傍回の萎縮がかなり見られる
3~ 海馬傍回の萎縮が強い

アルツハイマーでは海馬の委縮が見られます。青い色が脳の委縮部位を示し、紫の円が海馬の位置を示します。海馬の委縮の程度を数値化します。早期認知症の発見に役立ちます。

脳波検査

脳波検査:脳の電気活動を見る検査です。

手足に電気を流して末梢神経が切れていないかなどをチェックします。

目に光を当てて視神経を刺激して、その活動を脳表面で記録します。

手足に電気を流して脳で記録し、脊髄や脳への電導を調べます。

さまざまな脳波形

重心動揺計

迷路障害や脳障害の自動判別が可能です。(識別能力72%)
めまいの原因は、大きく中枢性(脳や小脳)と迷路性(耳)の異常 に分けられます。どちらの原因によるめまいかの鑑別に役立ちます。

脳血流SPECT

アルツハイマー病の場合

神経心理検査

標準高次機能検査

CAT
(標準注意検査)
注意機能
BADS
(遂行機能障害症候群の行動評価)
遂行機能の評価
FAB
(前頭葉機能検査)
前頭葉機能を評価
RBMT
(リバーミード行動記憶検査)
WMS-R
(ウェクスラー記憶検査)
記憶(言語記憶、視覚記憶)など評価
SLAT
(標準失語症検査)
言語機能(失語症)
KOHS
(コース立方体組み合わせ)
WAIS-Ⅲ
(WAIS-Ⅲ成人知能検査)
知能検査(IQ)

認知症の評価尺度

ADCS-ADL
(日常生活動作(ADL)評価スケール)
日常生活動作の評価
NPI
(神経精神医学的評価)
AD周辺症状の評価
FAST/CDR
(全般的重症度評価尺度)
ADの重症度判定
ADAS-J
(アルツハイマー病評価尺度)
見当識、記憶、言語機能、行為・構成能力をみる検査