お役立ちガイド
何のために行うの?
心臓の病気を発症すると、息切れや呼吸苦が出現し、活動量の低下、筋力、持久力が低下します。また入院後も治療による安静の期間がるため、ベッド上で寝ている状態の時間が長くなり、体力が低下します。心大血管1)リハビリテーション(心臓リハビリテーション:心リハ)を行うことにより、運動能力の増加、持久力の向上、社会や職場復帰、また自宅退院に必要な体力の回復が期待できます。また、動脈硬化・血栓の予防、心臓病の再発予防の効果もあり、快適で質の良い生活を送ることができます。
対象の疾患は?
急性心筋梗塞、狭心症・開心術後、大動脈解離、解離性大動脈瘤、慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患 など
どんなことをするの?
発症当初はベッド上での起居動作、ベッド周りの身の回りの動作訓練、病棟での歩行訓練を行っていきます。病状が安定してくると、リハビリテーション室での心臓リハビリテーションを行っていきます。集団での準備体操、筋力トレーニング、自転車エルゴメーター等も行っていきます。
また、平日の15時30わから、東館5Fで心臓病教室を行っております。心臓にやさしい食事や生活、運動の指導などを行っております。
その他
1)心大血管 |
心筋梗塞などの心疾患と大動脈瘤などの大血管疾患の総称。 |
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