医療法人 原三信病院
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腎動脈エコー検査

どんな検査?

超音波診断装置を使用して、プローブ¹⁾をお腹にあて、腎動脈²⁾を画像に映し出します。そこの血流速度を測定することにより、腎動脈が狭くなっていないかを診断します(血管が狭いと血流は速くなります)

何がわかるの?

高血圧の原因の1つである腎動脈が狭くなっていないかどうかを調べます。高血圧の患者さんにおいて、腎血管性高血圧³⁾が疑われる場合に行います。

検査の流れ・方法

①お腹が見えるように洋服をまくっていただき、ベッドの上に仰向けになっていただきます。
②部屋の明かりを消して検査を行います。
③ゼリーを塗って左右の腎動脈および腹部大動脈の血流を観察します。

その他

注意すること

●検査時はなるべく空腹状態が望ましいとされています。

用語・略語解説

1)プローブ 超音波を出し、受け取る機械です。
2)腎動脈 腹部大動脈から分岐し、腎臓に血液を送る大事な動脈のひとつです。
3)腎血管性高血圧 動脈硬化などにより腎動脈が狭くなって腎臓を流れる血液が少なくなると、血流を維持するために腎臓がレニンという酵素を過剰に分泌することで血圧を上げるはたらきをしてしまい、高血圧を引き起こしている状態です。