長時間ホルター心電図
どんな検査?
日常生活中に動悸やめまい、胸の痛みなどの自覚症状がある際に心臓に異常がないか調べます。また、心臓にペースメーカーを埋め込んでいる方の状態確認を行います。通常の「心電図」や「ホルター心電図(24時間)」と異なり、機械を1~3週間装着して通常通りの日常生活を送っていただく中で心電図を記録し調べます。
何がわかるの?
不整脈¹⁾、狭心症²⁾、心筋梗塞³⁾といった病気にかかっていないかがわかります。
検査の流れ・方法
①電極と皮膚との接触抵抗を下げるため、クリ-ナ-で皮膚角質を除去し、電極を地肌に貼ります。
②心電図を記録する間に、簡単な生活の流れや、症状の有無を記録します。お渡しする紙に時間と行動を記録していただきます。
③入浴・シャワーの際は、装置を取り外していただき、その後、ご自身で再び装着していただきます。
④1~3週間後に機器を外すため来院していただきます。装着期間は医師にご確認ください。
※次回、診察の際に医師より結果を説明します。詳しくは担当医師にご確認ください。
その他
注意すること
【検査中】特に注意すること
●電気毛布や電気カ-ペットは心電図にノイズが混入するため、使用しないでください。
【検査中】
●入浴・シャワーも可能ですが、ご自身で機械のベルトを外し再装着していただく必要がございます。
●食事、内服、運動などは検査自体には影響がありません。できるだけ普段通りの生活を心がけてください。 (詳しいことは担当医師にご確認ください)
●入浴・シャワーで取り外すとき以外は、胸についている電極や機器本体にはあまり触らないようにしてください。
用語・略語解説
1)不整脈 | 体の中で何らかの異常・障害が起こり、脈が乱れること。 |
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2)狭心症 | 心筋の酸素不足により、一過性の胸部の違和感が生じる病気。 |
3)心筋梗塞 | 冠状動脈(心臓を養う血管)の一部の血液の流れが途絶えたために、その部分の心筋の栄養や 酸素が不足し心筋細胞が壊死してしまう病気。 |