ホルター心電図(24時間)
どんな検査?
運動中にどんな症状が起こるか、心臓の状態や心臓から全身へ血液が送り出されるときに血管にかかる圧力などがどう変化するかを調べ、病気の有無や治療の効果を調べる検査です。
何がわかるの?
不整脈¹⁾、狭心症²⁾、心筋梗塞³⁾といった病気にかかっていないかがわかります。
検査の流れ・方法
①電極と皮膚との接触抵抗を下げるため、クリ-ナ-で皮膚角質を除去し、電極を地肌に貼ります。
②装着後、基本の心電図の確認のため、上向き、左向き、右向き、立った状態と、体の向きを変えて心電図を記録します。
③機械本体は電極シールに付随したポケットに入れこみます。
④24時間の心電図を測定する間、1日の簡単な日記帳を書いていただきます。お渡しする紙に、時間と生活の流れや症状の有無を記録していただきます。
⑤24時間後に、機器を外すため再度来院していただきます。
⑥測定時間が長いため、結果確認や診断に多少のお時間をいただきます。次回、診察の際に医師より結果を説明します。詳しくは担当医師にご確認ください。
その他
注意すること
【検査中:機械はずっと装着していてください。】
●検査中の入浴・シャワ-は控えていただきます。胸元の機械が濡れないよう体をタオルで拭いたり顔を洗ったりすることは可能です。
●電気毛布や電気カ-ペットは心電図にノイズが混入するため、使用しないでください。
●食事、内服、運動などは検査自体には影響ありません。できるだけ普段通りの生活を心がけてください。 (詳しいことは担当医師にご確認ください)
●胸についている電極や機器本体にはあまり触らないようにしてください。
用語・略語解説
1)不整脈 | 体の中で何らかの異常・障害が起こり、脈が乱れること。 |
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2)狭心症 | 心筋の酸素不足により、一過性の胸部の違和感が生じる病気。 |
3)心筋梗塞 | 冠状動脈(心臓を養う血管)の一部の血液の流れが途絶えたために、その部分の心筋の栄養や 酸素が不足し心筋細胞が壊死してしまう病気。 |