医療法人 原三信病院
救急外来24時間受付
092-291-3434
  1. ホーム
  2. 患者さん向けガイド
  3. 検査ガイド
  4. チェーン尿道膀胱造影検査(チェーンCG¹⁾)

チェーン尿道膀胱造影検査(チェーンCG¹⁾)

どんな検査?

尿の漏出を防止する膀胱を支えている筋肉(骨盤筋群・括約筋)の状態、膀胱・尿道が垂れ下がっていないかを調べる検査です。
尿道に金属の鎖(チェーン)をいれ、膀胱内に造影剤1)を入れたまま撮影します。
女性の尿失禁2)の原因として膀胱から尿道への移行部が下がり、角度が広くなっている場合があります。
女性は尿道が短いので通常の造影では角度がわかりにくい為、尿道にチェーンを挿入したまま撮影し、後部尿道膀胱角(図のα角のこと)や膀胱下垂の有無を診るX線撮影検査です。

 

何がわかるの?

■膀胱・尿道が垂れ下がっていないか?

検査の流れ

造影撮影の合計4枚を撮影します。
①下着をはずして、検査衣に着替えていただきます。
②台にあお向けで寝て、チェーンカテーテルを入れて、造影剤を最大尿意までいれます。(最大300mlまで)
③立って撮影します。正面と側面(横向き)を撮影します。
④次に下腹部に力をいれた状態で正面と側面を撮影します。

●白い楕円部分が膀胱になります。
​●白い糸状のものが尿道(チェーン)の部分になります。
●下腹部に力を入れた時(腹圧)の像と力を入れていない時(静的)の像を撮影し、比較していきます。

その他

注意すること

●同じ位置で撮影を行いますので、動かないように指示しますのでご協力をお願いします。
妊娠されている方、またはその可能性のある方はお申し出ください。
●造影剤は尿と一緒に出ていきますので、検査終了後は水分を充分に摂取してください。

用語・略語解説

1)UG Retrogrde Urethrocystography(逆行性尿道膀胱造影)
2)サニーホルダー 陰茎固定具の名称です
3)造影剤 目的とする臓器や血管を画像で見やすくするための薬のことです。