チェーン尿道膀胱造影検査(チェーンCG¹⁾)
どんな検査?
尿の漏出を防止する膀胱を支えている筋肉(骨盤筋群・括約筋)の状態、膀胱・尿道が垂れ下がっていないかを調べる検査です。
尿道に金属の鎖(チェーン)をいれ、膀胱内に造影剤1)を入れたまま撮影します。
女性の尿失禁2)の原因として膀胱から尿道への移行部が下がり、角度が広くなっている場合があります。
女性は尿道が短いので通常の造影では角度がわかりにくい為、尿道にチェーンを挿入したまま撮影し、後部尿道膀胱角(図のα角のこと)や膀胱下垂の有無を診るX線撮影検査です。
何がわかるの?
■膀胱・尿道が垂れ下がっていないか?
検査の流れ
造影撮影の合計4枚を撮影します。
①下着をはずして、検査衣に着替えていただきます。
②台にあお向けで寝て、チェーンカテーテルを入れて、造影剤を最大尿意までいれます。(最大300mlまで)
③立って撮影します。正面と側面(横向き)を撮影します。
④次に下腹部に力をいれた状態で正面と側面を撮影します。
その他
注意すること
●同じ位置で撮影を行いますので、動かないように指示しますのでご協力をお願いします。
●妊娠されている方、またはその可能性のある方はお申し出ください。
●造影剤は尿と一緒に出ていきますので、検査終了後は水分を充分に摂取してください。
用語・略語解説
1)UG | Retrogrde Urethrocystography(逆行性尿道膀胱造影) |
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2)サニーホルダー | 陰茎固定具の名称です |
3)造影剤 | 目的とする臓器や血管を画像で見やすくするための薬のことです。 |