医療法人 原三信病院
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顆間隆起骨折

概要

脛骨顆間隆起骨折とは、下肢の骨である脛骨の上部にある顆間隆起部分が骨折する状態を指します。脛骨顆間隆起骨折は、スポーツや交通事故などの外力が原因で発生することが多く、特にスキー、サッカー、ラグビーなどの激しい運動をしている人に多くみられます。骨折が生じると、脛骨の上部にある顆間隆起部分がずれたり、割れたりするため、足の運動が制限されることがあります。

原因・症状

脛骨顆間隆起骨折の主な原因は、外力によるものです。例えば、スポーツでの着地時の衝撃や、交通事故などの衝突などが考えられます。また、骨粗鬆症などの骨の弱化症状がある場合は、軽い負傷でも骨折が生じることがあります。
脛骨顆間隆起骨折の主な症状は、足の痛みや腫れです。また、脛骨の上部にある顆間隆起部分が外側にずれることで、脛骨の外側が突き出る状態が生じることがあります。この状態を「外反位」といいます。歩行時に痛みが生じたり、膝の可動域が制限されたりすることもあります。

検査

脛骨顆間隆起骨折の診断には、レントゲン検査が用いられます。痛みや腫れがある場合には、MRIやCT検査も行われることがあります。

治療

脛骨顆間隆起骨折の治療には、保守療法と手術療法があります。
■保守的治療:石膏固定やブーツ固定などを行って、骨折部分を安定させる方法です。
■外科的治療(手術):骨折部分を固定するために金属プレートや釘を用いて手術を行う方法です。