膝外側円板状半月

• 膝外側円板状半月は、膝関節内にある半月形の軟骨組織の一種です。膝外側円板状半月は、膝関節内側の内側半月状半月とは形状が異なり、半月状の軟骨組織であり、膝関節内でのクッションの役割を果たしています。また、膝外側円板状半月は内側半月状半月よりも動きが大きいため、外傷を受ける可能性が高く、損傷が起こりやすい部位でもあります。

膝外側円板状半月の損傷は、膝への外力や運動中の急激な動きなどが原因となることが多く、膝の痛みや腫れ、膝の動かしにくさ、膝のロッキング現象（膝を伸ばそうとすると、ある程度まで伸びたら動かなくなる）など症状が現れることがあります。

膝外側円板状半月の損傷を確認するために、以下のような検査が行われます。
膝の触診やMRI検査などがあります。

膝外側円板状半月の損傷の治療は、症状や損傷の程度によって異なりますが、以下のような方法があります。
■保守的療法：膝を安静にする、氷や湿布を貼る、炎症を抑える薬を使用するなど。
■手術療法：膝外側円板状半月の手術は、一般的に膝関節鏡視下で行います。関節鏡にて損傷部位の切除、縫合、移植などを行います。手術療法は、症状が重く、保守的療法で改善が見られない場合に選択されることが多いです。
■リハビリテーション：リハビリテーションを受ける必要があります。リハビリテーションの目的は、患部の強化、関節可動域の回復、筋肉の柔軟性を改善し、機能回復を促進することです。