医療法人 原三信病院
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足関節外側靭帯損傷

概要

足関節外側靭帯損傷は、足首の外側にある3つの靭帯のうち、一つ以上が損傷を受けた状態を指します。この靭帯は、足首の内側よりも外側に位置しているため、足首を外側にひねったり、捻ったりすることによって損傷を受けることが多いです。

原因・症状

原因としては、スポーツ中の急激な方向転換やジャンプ、着地時の誤った姿勢、または不適切な靴の使用などが挙げられます。症状としては、足首の外側に痛みや腫れが生じます。歩行や運動をすることが困難になる場合があります。また、足首の動きに制限が生じることもあります。

検査

触診によって痛みの場所や程度を確認するほか、X線やMRIなどの画像検査を行うことがあります。

治療

治療としては、靭帯の損傷の程度に応じて、保冷や湿布、包帯固定などの自己処置やリハビリテーションが必要な場合があります。重度の損傷の場合(慢性的な痛み、安定性の欠如、または復帰後の機能的な問題がある場合など)には、手術が必要となることがあります。
■保存的治療保冷や湿布、包帯固定などの治療が行われます。
■外科的治療(腓骨靭帯再建術):腓骨靭帯再建術は、損傷した靭帯を置き換える手術です。
■外科的治療(腓骨創外固定術):腓骨の外側に強力なプレートとネジを使用して、関節を固定する手術です。
■外科的治療(関節鏡下手術):小さな切開をして、関節の損傷した組織を取り除いたり、修復したりする手術です。
■リハビリテーション:リハビリテーションを受ける必要があります。リハビリテーションの目的は、患部の強化、関節可動域の回復、筋肉の柔軟性を改善し、機能回復を促進することです。