橈骨・尺骨遠位端骨折
概要
橈骨・尺骨遠位端骨折は、腕の前腕部にある橈骨・尺骨の遠位端部分が骨折する状態を指します。
原因・症状
一般的に、手首を強打したことが原因で起こります。スポーツの際の転倒や、交通事故などが多いです。症状は、激しい痛み、手首の腫れ、手首を動かすと痛みが増す、手首の可動域が制限されるなどがあげられます。
検査
■X線検査:骨折部位や骨折の程度を確認するために行われます。
■CT検査:骨折の詳細な情報を得るために行われます。
治療
■保守的治療:骨折部位を正常な位置に戻します。その後、患部にギプスなどを装着して骨を固定し、治癒していきます。
■外科的治療(内固定術):骨折部位に金属プレートやネジを取り付けて骨を固定する手術です。この方法は、骨折が複雑な場合や複数の骨が折れている場合に使用されます。手術後、患部を安静に保ち、骨が十分に治癒するまでギプスなどを装着します。
■外科的治療(外固定術):骨折部位に金属フレームを取り付け、患部を固定する方法です。この方法は、骨折が複雑な場合や手術が難しい場合に使用されます。
■リハビリテーション:リハビリテーションを受ける必要があります。リハビリテーションの目的は、患部の強化、関節可動域の回復、筋肉の柔軟性を改善し、機能回復を促進することです。