医療法人 原三信病院
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上腕骨近位端骨折

概要

上腕骨近位端骨折は、高齢者に多く発生し、骨折の原因としては転倒や直接的な衝撃が考えられます。また、若年層ではスポーツや交通事故による骨折も多く見られます。骨折が繰り返される場合には、骨粗鬆症の可能性があります。

原因・症状

上腕骨近位端骨折の主な症状は、激しい痛みや腫れ、内出血、関節可動域の制限などです。骨折部位によっては、腕の骨が異常に動いたり、変形したりすることがあります。また、神経や血管に圧迫がかかることで、手のしびれや冷感、指先の動きの低下などの症状が現れることもあります。

検査

診断には、X線検査が一般的に用いられます。また、MRIやCTスキャンなどの画像検査が必要な場合もあります。神経や血管に圧迫がかかっている場合には、神経伝導検査や血管造影検査が行われることもあります。

治療

治療法には、保存的治療と外科的治療(手術)の2つがあります。
■保存的治療:骨折部位を固定するために腕帯などを用いて保護します。
■外科的治療(手術):骨折部位を再建し、固定するために、金属プレートや釘を用いることがあります。
■リハビリテーション:リハビリテーションを受ける必要があります。リハビリテーションの目的は、患部の強化、関節可動域の回復、筋肉の柔軟性を改善し、機能回復を促進することです。