医療法人 原三信病院
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胸腰椎圧迫骨折

概要

胸腰椎圧迫骨折は、転倒や交通事故、スポーツや運動中の怪我など、様々な原因によって発生することがあります。高齢者や骨粗しょう症患者は特にリスクが高く、転倒による骨折が多いです。また、脊椎の変形や腫瘍などが原因となることもあります。

原因・症状

胸腰椎圧迫骨折の症状には、強い痛みや脊柱の変形、脊髄や神経の損傷による感覚や運動の障害があります。また、腰椎の場合は下肢のしびれや弱り、排尿や排便障害などの症状も見られることがあります。

検査

胸腰椎圧迫骨折の診断には、X線検査やCT検査、MRI検査などの画像検査が行われます。また、神経機能の評価や骨密度の測定なども必要です。

治療

胸腰椎圧迫骨折の治療には、保存的治療と手術的治療があります。治療法は患者の年齢、骨折の重症度、損傷の程度などによって異なります。
■保存的治療:安静、疼痛管理、鎮痛剤の投与、物理療法などが含まれます。患者が安静にしている間に、損傷した椎体を固定するための装具(コルセットなど)を使用することもあります。また、物理療法では、筋力トレーニング、ストレッチング、温熱療法、電気刺激療法、マッサージなどが行われることがあります。
■手術的治療:損傷した椎体を固定するための手術を行うことがあります。手術は、圧迫骨折が重度の場合や、保存的治療で改善しない場合に行われます。手術には、内固定法と外固定法の2種類があります。内固定法は、損傷した椎体にネジやプレートを使って固定する手術で、外固定法は、背骨に金属フレームを取り付けて、損傷した椎体を固定する手術です。