医療法人 原三信病院
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肘周囲骨折

概要

肘周囲骨折は、上腕骨の肘関節周辺の骨折を指します。肘関節周辺には上腕骨、尺骨、橈骨という3つの骨がありますが、肘周囲骨折は主に上腕骨の骨折を指します。

原因・症状

肘周囲骨折の原因としては、直接的な外傷(転倒やスポーツ中の怪我など)や骨粗しょう症などによる骨の弱化が挙げられます。
肘周囲骨折の症状には、激しい痛み、腫れ、打撲、関節の可動域の制限、変形、触診による異常な動揺があります。場合によっては、指の感覚や運動に異常を来すこともあります。

検査

肘周囲骨折を確定するために、X線検査が必要です。場合によっては、CT検査やMRI検査などの追加検査が必要になることもあります。

治療

肘周囲骨折は、肘の周りの骨が折れた状態を指します。治療は、骨折の種類、程度、症状の重さによって異なりますが、一般的には以下のような治療方法があります。
■保守療法:軽度の肘周囲骨折では、固定やサポートをすることで自然治癒を促すことができます。例えば、軽度の肘関節骨折では、腕をスリングで固定することがあります。石膏やブレースを使うこともあります。これらの方法は、骨の治癒に時間がかかることがあります。
■外科手術:骨折の程度が重い場合や、関節が不安定である場合は、外科手術が必要になることがあります。手術には、内部固定法や外部固定法、骨移植などがあります。手術後は、リハビリテーションを行うことで機能回復を促すことができます。