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慢性腎臓病(CKD)外来の多職種集学的治療

専門外来「慢性腎臓病(CKD)外来」について ※完全予約制

概要

専門外来である慢性腎臓病(CKD)外来で、医師、看護師、栄養士が薬物治療、生活指導、栄誉指導を行う集学的治療を行っています。地域の患者さんの腎臓が少しでも悪くならないことを目標に、2009年に開設し、1000人以上の患者さんに治療を行ってきました。近年、このような集学的治療で、腎機能の悪化が抑制されることが示されています。

目的

  • 1.腎不全教育・治療(腎不全の進展抑制)
  • 2.腎代替療法の療法選択

慢性腎臓病外来:①腎不全教育・治療(腎不全の進展抑制)

➤かかりつけ医との併診が基本
➤数か月毎の定期受診
➤看護師・栄養士の指導を30分程度
➤定期的な畜尿検査(推定塩分摂取量・蛋白摂取量)

慢性腎臓病外来:②腎代替療法の療法選択

➤腎代替療法が必要と考えられる1~2年前を目安に指導開始
➤血液透析、腹膜透析、腎移植について説明
➤患者さんと話し合いを重ねて協働で意思決定(SDM:Shared Decision Making)

対象

  • 重症の慢性腎臓病(CKD)の患者さん(CKDステージ4・5(eGFR<30ml/min)、CKD重症度分類で最重症(赤色))
  • 生涯のうちに腎代替療法が必要な可能性のある患者さん

治療の実際

  • 1~3か月に1度、全6回を目安に受診していただき、医師・看護師・栄養士が診察します。
    その間に、腎臓病の基本から腎代替療法までの説明指導、食事・生活習慣指導、薬物療法を行います。
  • 6回の受診の後は、基本的には3か月から12か月に1度の定期診察を行います。
    そのため、かかりつけ医との併診が基本です。
  • ただし、患者さんの病状に合わせて、枠にとらわれず適宜対応しています。

1.慢性腎臓病(CKD)に対する多職種集学的治療の効果

  • 多職種で集学的治療を行うことで、腎不全の進行が抑制されたことが報告されています。
    年間のeGFRの低下が、6.0ml/min/1.73㎡から1.5ml/min/1.73㎡に低下したことが我が国の全国データで示されています。(Abe.Clin Exp Nephrol.2023)

1.腎不全教育・治療(多職種集学的治療)の効果

  • 多職種で集学的治療を行うことで、腎不全の進行が抑制されたことが報告されています。
    年間のeGFRの低下が、6.0ml/min/1.73㎡から1.5ml/min/1.73㎡に低下したことが我が国の全国データで示されています(Abe.Clin Exp Nephrol.2023)

 

  • 当院での治療効果
    当院の428名の患者さんの中からデータがそろっていた104名を対象に、慢性腎臓病(CKD)外来受診により、血圧や体重、脂質や尿酸値の改善を認め
    eGFRの低下が年間5.8ml/min/1.73㎡から1.1ml/min/1.73㎡に改善しました。また、この効果は糖尿病性腎症でも、非糖尿病性腎症の方でも認められました。
    ※この結果は患者さんの平均値であり、腎不全の進行が大きく抑制される方からほぼ変わらない方まで、治療効果には個人差があることも分かりました。

2.腎代替療法の療法選択

  • 腎機能が大きく低下し、末期腎不全に至った場合、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)が必要になります。
    患者さんにとっては未知の治療で、新しい状況を受け入れ、どの治療方法を行うかは、とても難し決断だと思います。
  • 慢性腎臓病(CKD)外来では、通常の指導で腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)の基本的な説明を行っています。
  • また、腎代替療法が必要となる患者さんに対しては、腎代替療法の1-2年前を目安に、より具体的な説明を行っています。
    腎代替療法の情報提供とともに、患者さんやご家族の思い・価値観を共有し、より患者さんに合った腎代替療法を選択できるように心がけています。
  • 腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)が必要となった場合は、当科で血液透析、腹膜透析の導入を行っています。また、腎移植は当院腎移植外来での診察後、九州大学病院にご紹介し腎移植を行っていただいています。

かかりつけ医とのCKD診療連携(地域医療連携)

かかりつけの先生と腎臓内科医で連携し、CKD重症化を抑制し健康寿命をのばしていくことが重要です。
まんせいじ慢性腎臓病(CKD)外来では、かかりつけ医の先生と併診を基本としています。

慢性腎臓病(CKD)外来への受診について

完全予約制の外来です。かかりつけ医の先生の診療情報提供書を持参のうえ、まずは通常の腎臓内科外来(月・水・金曜日午前、火曜日午後)を受診し、
外来担当医にご相談ください。

多職種による腎不全の進展抑制

目的

  • 1.腎不全教育・治療(腎不全の進展抑制)
  • 2.腎代替療法の療法選択
     

慢性腎臓病(CKD)外来への受診について

  • 完全予約制の外来です。治療のご希望がある際は、診療情報提供書を持参の上、まずは通常腎臓内科外来(月・水・金曜日午前、火曜日午後)を受診ください。
    その次の受診から、慢性腎臓病外来(CKD)外来(月・木・金曜日午前)へ移行します。慢性腎臓病(CKD)外来での治療希望と記載いただけるとスムーズです

関連施設のご案内

関連施設に、呉服町腎クリニックがあります。
外来維持透析や腎臓専門外来を行っています。詳しくは、下記よりご覧ください。