医療法人 原三信病院
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放射線治療・ハイパーサーミアセンター

概要

放射線治療・ハイパーサーミアセンター設立

2015年9月1日、当院に「放射線治療・ハイパーサーミアセンター」を設立しました。これまでがん治療に対応してきたハイパーサーミアおよび放射線治療の各部門をひとつにまとめ、次世代へ向けた患者サービスを効率的に提供できる新たな組織となりました。

原三信病院のがん治療体制のあゆみ

2012年6月にはハイパーサーミア装置(サーモトロンRF8)を導入し、手術療法、化学療法およびハイパーサーミアの治療が可能となりました。2014年11月には、高精度放射線治療装置(トモセラピー)を導入し、当院において手術療法、化学療法、放射線療法、ハイパーサーミアを単独および組み合わせて治療することが可能となりました。これにより当院の集学的がん治療体制がより強固に確立いたしました。

当院の特徴

  • 集学的な治療可能
    がんの治療法としては、主に、手術治療、放射線治療、薬物療法などがありますが、これらを単独で行うのではなく、がんの種類や進行度に応じて、さまざまな治療法を組み合わせた治療を行う場合があります。これを集学的治療といいます。当院ではこれに温熱療法を加え、治療効果の向上を目指します。
  • 高精度な治療を行います
    最新の装置を使って、高精度な治療を提供します。
  • 迅速な対応を行います
    大規模病院では、放射線治療の適応と判断されてから治療開始まで数週間かかる場合もありますが、当院ではなるべく1週間以内の治療開始を目指します。緊急を要する場合は、その日のうちに開始することも可能です。
  • 患者様のニーズにお応えします
    放射線治療は、身体に対する負担が少ないため外来での治療が可能です。そのためお仕事をしながらの治療を希望される方が数多くいらっしゃいます。そのような方のために極力仕事に影響しない時間帯に治療を受けていただけるようご相談に応じます。
  • 経験豊富な職員が対応します
    当院の職員はほぼ全員が放射線治療を専従で行っておりますので経験を活かして安全かつ高度な治療を提供いたします。

センター長挨拶

放射線治療・ハイパーサーミアセンター長 九州大学 名誉教授 寺嶋 廣美 (てらしま ひろみ)
 

高齢化にともない、がん患者の増加傾向が進んでいます。原三信病院は救急指定病院として地域医療に貢献してきました。平成26年11月、東館新設にともない最新の放射線治療機、「トモセラピー」を設置いたしました。
トモセラピーの特徴は、身体の外部360度の方向から放射線を効果的にがん病巣に集中できることです。頭部から下肢まで全身のがんに対応でき、強度変調放射線治療や、ピンポイントの照射が可能です。
最近増加しつつある前立腺がんをはじめ、多くの患者さんが受けておられます。初期のがんには根治的な治療ができます。切除不能な進行がんや転移を来たしたがんには、進行を遅らせたり疼痛などの症状を和らげる緩和的治療にも用いています。また、白血病や悪性リンパ腫などの血液疾患には病巣の縮小や、骨髄移植の前に行う全身照射にも適した治療機です。局所から全身に至るあらゆる悪性腫瘍病変に対応でき、年間250~300人の患者さんが放射線治療を受けておられます。当院におけるがん治療の中でもう一つの特徴は、温熱療法(ハイパーサーミア)も可能であることです。電磁波を身体に照射することで、患部を41℃以上に上げるとがん細胞は死滅します。40℃以上では、放射線や抗がん剤、免疫効果も高めます。日本ハイパーサーミア学会の認定施設であり、院外からも多くの患者さんが紹介され治療を受けております。

放射線治療・ハイパーサーミアセンターJASTRO認定施設

日本放射線腫瘍学会の認定施設です

公益社団法人日本放射線腫瘍学会では、安全かつ高精度の放射線治療を推進することを目的として施設認定を行っていますが、このたび原三信病院は施設審査に合格し、認定施設として認定されました。

申し込み

放射線治療・ハイパーサーミアセンター申し込み
092-291-3434  
(代表)