医療法人 原三信病院
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逆行性尿道膀胱造影検査 (UG¹⁾)

どんな検査?

一般的には男性尿道の静的な状態の検査です。
専用の注入器(サニーホルダー2))を用いて、造影剤3)を尿道から尿の流れと反対に(逆行性)に注入しながら撮影します。

何がわかるの?

■前立腺が肥大(腫大)していないか
■尿道狭窄の有無
■尿道の変形、陰影欠損・損傷の有無
■後部尿道の延長、膀胱底の挙上具合

検査の流れ

単純撮影と造影撮影の合計2枚を撮影します。
①撮影台の上で体を斜めにして横になっていただきます。(左前斜位)
②検査前に単純撮影を行います。
③サニーホルダーを陰茎に装着します。
④サニーホルダーを用い造影剤(ヨード系)を40mL、尿道より注入しながら撮影します。
⑤撮影終了後、サニーホルダーを外します。

その他

注意すること

●絶食の必要はありません。
●造影剤は尿と一緒に出ていきます。検査終了後はトイレで排尿してください。

用語・略語解説

1)UG Retrogrde Urethrocystography(逆行性尿道膀胱造影)
2)サニーホルダー 陰茎固定具の名称です
3)造影剤 目的とする臓器や血管を画像で見やすくするための薬のことです。