上部消化管検査(胃透視検査)
どんな検査?
造影剤1)(バリウム2))を飲んで食道、胃、十二指腸に異常がないかX線撮影をする検査です。
何がわかるの?
■食道・胃・十二指腸の形状や粘膜面の状態
■憩室3)・狭窄・潰瘍4)・腫瘍などの有無
検査の流れ
撮影方法は以下の通りで、20回前後の撮影を行います。
①検査前に胃の動きを止める薬(ブスコパン5)等)を肩に注射します。
②注射後5分前後で撮影が始まります。
③検査台に上がり左手にバリウムが入ったコップ、右手に口を拭うためのティッシュペーパーを持ちます。
※消化管検査の造影剤は、主にバリウムを使います。
※手術後の場合など、バリウムが使えない時は、ヨード性の造影剤を使用します。
④まず食道の撮影から始めます。
⑤医師、放射線技師の指示にあわせてバリウムを飲みます。その都度撮影します。
⑥何枚か撮影した後、発泡剤(胃を膨らませる薬)を飲んでいただきます。
(ゲップは検査が終わるまで我慢してください)
⑦胃の壁にバリウムがしっかりつくように回っていただきます。
(マイクの声に合わせて体を回転させてください)
⑧背臥位(仰向け)、腹臥位(うつ伏せ)など、いくつかの体の向きや検査台の傾斜角度を変えながら撮影を繰り返していきます。
⑨機械でお腹を押さえて撮影することがあります。痛かったら遠慮なくお申し出ください。
⑩検査終了後は検査台が止まるまでお待ちください。水分を充分に摂取してください。
①検査前に胃の動きを止める薬(ブスコパン5)等)を肩に注射します。
②注射後5分前後で撮影が始まります。
③検査台に上がり左手にバリウムが入ったコップ、右手に口を拭うためのティッシュペーパーを持ちます。
※消化管検査の造影剤は、主にバリウムを使います。
※手術後の場合など、バリウムが使えない時は、ヨード性の造影剤を使用します。
④まず食道の撮影から始めます。
⑤医師、放射線技師の指示にあわせてバリウムを飲みます。その都度撮影します。
⑥何枚か撮影した後、発泡剤(胃を膨らませる薬)を飲んでいただきます。
(ゲップは検査が終わるまで我慢してください)
⑦胃の壁にバリウムがしっかりつくように回っていただきます。
(マイクの声に合わせて体を回転させてください)
⑧背臥位(仰向け)、腹臥位(うつ伏せ)など、いくつかの体の向きや検査台の傾斜角度を変えながら撮影を繰り返していきます。
⑨機械でお腹を押さえて撮影することがあります。痛かったら遠慮なくお申し出ください。
⑩検査終了後は検査台が止まるまでお待ちください。水分を充分に摂取してください。
その他
注意すること
●前日は夜9時までに食事をとり、検査当日は絶飲・絶食でお越しください。(たばこも吸わないでください)
●緑内障、前立腺肥大、心疾患(不整脈など)の既往のある方はお申し出ください。
●妊娠されている方、またはその可能性がある方はお申し出ください。
●車での来院はご遠慮ください。
●バリウムは便と一緒に排泄されます。検査終了後は水分を充分に摂取してください。
用語・略語解説
1)造影剤 | 目的とする臓器や血管を画像で見やすくするための薬のことです |
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2)バリウム | 正式には硫酸バリウムといいます。白い液体の造影剤で、便などと一緒に肛門より排泄されます。 上部消化管検査、注腸検査、経口小腸検査のような消化管造影検査に使用されます。 |
3)憩室 | 腸管の内壁の一部が外側に向かって袋状に飛び出したものです。 |
4)潰瘍 | 粘膜や皮膚の一部が炎症を起こして傷つき、深くえぐれた状態のことをいいます。 |
5)ブスコパン | 胃や腸のぜんどう蠕動運動(内容物を移動させる役割をもつ運動)を抑える薬です。 |