医療法人 原三信病院
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腓骨筋腱脱臼

概要

腓骨筋腱脱臼とは、足首の踵骨と脛骨の間にある腓骨筋腱が、その軸を外れて脱臼する状態のことを指します。

原因・症状

原因は、足首の捻りや回旋運動、スポーツ時の激しい動き、加齢による腱の弱化などが挙げられます。症状には、足首の痛みや腫れ、歩行困難、腓骨筋腱がはじける音がすることがあります。また、痛みや腫れがなくても、足首の不安定感や脱臼が再発することもあります。

検査

腓骨筋腱脱臼の診断には、腱が外れた状態を確認するために、足首を動かしながら触診したり、X線やMRIなどの画像検査が行われます。

治療

治療には、保存的治療と外科的治療があります。
■保存的治療:保冷や湿布、包帯や装具固定などの治療が行われます。
■外科的治療(再建術):腱を再び軸に合わせる手術です。
■外科的治療(固定術):腱を軸に固定する手術
■リハビリテーション:リハビリテーションを受ける必要があります。リハビリテーションの目的は、患部の強化、関節可動域の回復、筋肉の柔軟性を改善し、機能回復を促進することです。