歯科・口腔外科特色
口腔外科的治療
当院では抜歯、歯の移植、骨折、顎関節症、粘膜疾患、顎変形症といった口腔外科的治療を積極的に行っています。
睡眠時無呼吸症候群の口腔内装置による治療
比較的軽症の睡眠時無呼吸症候群や重度でもCPAP治療が困難な方では、他施設での検査後に依頼を受けマウスピースのような口腔内装置で治療を行います。平成13年から治療を開始、年間約80症例の治療を実施しています。
CT撮影にて顎顔面の形態と咽頭気道の形態的な特徴についても調べています。
費用は保険診療の範囲内で、口腔診査から作成まで合わせて約12,000円かかります。
高齢者の口腔ケア
香椎原病院のリハビリ病棟と療養病棟における活動として、入院された患者さん全員の口腔アセスメントを作成しています。必要に応じて治療を行います。口腔ケアが困難な患者さんについては歯科衛生士による専門的なケアを実施しています。
摂食機能障害の口腔ケアと嚥下リハビリ
脳卒中や手術後で口からの食事摂取が困難になった方や高齢者の摂食・嚥下支援を行っています。口内炎や入れ歯が原因のときには歯科治療、口の中の乾燥が原因のときは口腔ケアを、麻痺や廃用の場合にはリハビリを行います。栄養サポートチーム(NST)の中で積極的に活動しています。
骨髄移植、心臓外科手術および抗がん剤治療時の歯科治療と口腔ケア
口腔内の重度のう蝕や歯周炎が感染源となり治療中に問題が生じることがあります。治療前の口腔の診査、歯科治療、ケア、指導などを行います。最近話題の骨粗しょう症治療やがんの骨転移治療薬であるビスホスホネートによる顎骨壊死予防に積極的に取り組んでいます。