乳腺エコー
どんな検査?
乳房に超音波を当てて内部を画像として映し出し、異常がないかを調べます。
当院では、この検査のすべての行程を女性スタッフが担当します。
何がわかるの?
乳房全体の状態や、内部にしこりや病変がないかがわかります。近年、増加傾向にある乳がんの早期発見にも役立っています。
高性能エコー装置では病変をより明瞭に映し出し、エラストグラフィ※1により病変の硬さを測定することも可能です。
検査の流れ・方法
- ネックレスなど首周りのものは外し、上半身の衣類を脱いでいただいて、タオルをかけた状態でベッドに寝ていただきます。
- 観察する乳房側の肩の下に丸めたタオルを入れ、腕を上にあげます。
- 超音波の伝わりを良くするため、乳房に検査用のゼリーをつけます。
- プローブを当てる場所を少しずつ動かしながら全体を調べていきます。
- 温めたおしぼりをお渡しします。ゼリーを拭き取って、検査終了です。
その他
注意すること
■この検査による食事の制限はありませんが、他の検査では必要になる場合があります。スタッフへおたずねください。
■症状や手術歴についておたずねすることがあります。
■妊娠・授乳中でも検査は可能ですが、乳腺が発達しているため正確な診断がつきにくくなります。
■検査時間は乳房の大きさや状態などによって異なります。ご了承ください。
■気になる症状がある際は外来へご相談ください。
用語解説
※1 エラストグラフィ | しこりの硬さを画像化または数値化して評価する手法です。がんは硬く、良性病変の多くは柔らかいことがわかっているため、良悪性診断に役立ちます。 |
---|