医療法人 原三信病院
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リンパ浮腫¹⁾ 超音波検査

どんな検査?

むくみのある手足に超音波を当て、皮膚下の内部を画像に映しだして状態を調べる検査です。

何がわかるの?

皮下組織が通常より大きく厚くなっていないか、液体が溜まっていないか、脇の下や足の付け根にあるリンパ節に腫れがないかなどがわかります。

左の画像の様に、皮膚の下の内部で、黒く映っているのが皮下脂肪内に溜まったリンパ液です。これがリンパ浮腫の状態です。

検査の流れ・方法

①検査する方の服を脱いでいただきます。
・上肢の場合:両腕全体が見えるよう上半身の衣類を脱いでいただき、検査用のタオルを胸元に巻きます。
・下肢の場合:両足全体が見えるよう、ズボンは脱いでいただき、スカートの場合は足の付け根までまくり上げていただきます。         
②検査部位に検査用のゼリーをつけます。
③プローブを当てる場所をずらしながら、皮膚の下の内部の状態を調べます。
④温めたおしぼりをお渡ししますので、ゼリーを拭き取っていただき検査終了です。

その他

注意すること

【検査中】
●全体を観察するため、腕や足の角度を変えていただくことがございます。もし痛みがある際は、遠慮なくスタッフにお申し出ください。

用語・略語解説

1)リンパ浮腫 手術によるリンパ節切除、がん細胞や放射線照射による障害等が原因でリンパ管の流れが滞り、 手足の皮下に浮腫(むくみ)を生じる疾患です。リンパ浮腫は発症すると治りづらいため、初期の段階での治療が望ましいです。症状としては、手足の太さに左右差がある、関節が曲げづらい、手足が重い、皮膚が透けず血管が見えづらくなるなどがあります。