経食道心エコー検査
どんな検査?
胃カメラのような管を口から入れて、食道から心臓を観察する検査です。胸の上から超音波をあてると肺や肋骨、脂肪などの影響で心臓が観察しづらくなることがありますが、食道は心臓のすぐ後ろにあるのできれいな画像を得ることができます。
何がわかるの?
不整脈の手術前(アブレーション前)や脳梗塞が起こった場合に心臓の中に血栓ができていないか、穴が開いていないかなどを調べます。
検査の流れ・方法
①左右どちらかの腕に点滴の準備をします。
②5分間隔で口の中に麻酔を噴射しますので、飲み込んでいただきます。その都度血圧と指先の酸素飽和度も測ります。唾液が飲み込みにくくなるまで(約5~6回)行います。
③ベッドに左向きで休み、心電図、血圧計のセンサーを取り付けます。
④部屋の明かりを消して、循環器科の先生と一緒に検査を行います。
⑤喉に麻酔をし、胃カメラと同じように、検査用のプローブ1)を口の中から入れ食道まで入れていきます。そして、心臓に近い食道から心臓の動きや血栓の有無などを調べます。プローブを飲み込んでいる間は鼻で呼吸をし、口の中に溜まった唾液は容器の中に吐き出していただきます。
⑥プローブを抜き取って検査終了です。車いすで戻ります
その他
注意すること
●誤嚥の危険を少なくするため、飲水・食事を控えていただきます。詳しくは担当医師にご確認ください。
用語・略語解説
1)プローブ | 超音波を出し、受け取る機械 |
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